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<お盆後半>木曽駒ヶ岳&宝剣岳テント泊 天空パラダイス

2019年、お盆休みの日本列島を襲った台風10号。
今年は本当に天気には恵まれない…。

コイツのせいで予定が狂った人も、そうでなかった人も、とにかく踊らされたであろう。
我々は台風が去ったお盆最後の2日間で、木曽駒ヶ岳&宝剣岳へテント担いで行ってきた。

木曽駒ヶ岳は私の山デビューの地である。
7年前に木曽駒ヶ岳の絶景に感動して、山狂いへの道を一歩踏み出したのだ。
なので、もう一度行きたいとずっと思っていた。

当時、間に合わせのなんちゃって山ガールスタイルで降り立った千畳敷カール。
まさか7年後にガチなテント装備で戻って来ようとは、あの時は思ってもみなかったわけで。

まぁ、いろんな思いを巡らせ山デビューの地を歩いて来たので紹介したい。

<今回のメンバー>
てれってー、Mさんの計2名。

木曽駒ヶ岳とは

木曽駒ヶ岳頂上山荘とテント場

木曽駒ヶ岳は長野県上松町・木曽町・宮田村の境界にある標高2,956mの山で中央アルプス(木曽山脈)の最高峰である。

千畳敷まで架けられた、高低差日本一の駒ヶ岳ロープウェイで一気に2,600mまで上がれるので、登山者だけでなく一般ハイカーも多く訪れる。

千畳敷から木曽駒ヶ岳山頂まではコースタイムで2時間もかからないので、超お手軽にアルプスの稜線歩きを楽しめる。

まずロープウェイ千畳敷駅を降りると目の前に広がるのが千畳敷カールだ。

カールとは、2万年前の氷河期に氷で削られてできたお椀型の地形であり、千畳敷カールは日本を代表する規模のカールである。

夏にはカール内一面に高山植物が咲き乱れ、日本とは思えない圧倒的美しさなのだ。

特にお盆や紅葉期のハイシーズンは、時間帯によってロープウェイに乗るだけで2時間待ちを超えることもあるとか…。

宝剣岳とは

千畳敷カールから見上げる宝剣岳

なだらかな山容の木曽駒ヶ岳とは対照的に、急峻な岩峰でやたら尖がって見えるのが宝剣岳だ。
千畳敷カールの真上、木曽駒ヶ岳の南に位置する標高2,931mの山である。

千畳敷カールから見上げると、一層鋭さを感じ圧倒的な存在感を放つ。
むしろ中央アルプス最高峰である木曽駒ヶ岳を差し置いて、一番目立っちゃってる。

まぁアレよ…昔からクラスで一番目立つヤツってのはやんちゃで尖がってるわけで。
宝剣岳って、私の中でそんなイメージ。

木曽駒ヶ岳とセットで登る登山者が多いが、こちらはお手軽ハイキングのレベルではないので間違っても初心者は行かないように。
宝剣岳では多くの滑落事故が発生しており、一歩踏み外したら生還は容易ではない。

岩場を登る為の登攀技術(三点支持等)と経験、適した装備(ヘルメット推奨)が必要である

ルート概要・トイレ情報

今回もMさんの車に乗っけてもらってレッツゴー。(毎度毎度感謝)

駒ヶ岳ロープウェイの乗り場であるしらび台までの道はマイカー規制のため一般車両の進入はできない。

菅の台バスセンターに車を停めて、バスに乗り換えるのが一般的である。
我々が菅の台に到着したときは既に満車だったので、もっと奥の黒川平バス停前の駐車場へ。

各バス停のチケット売り場で、バスの往復+ロープウェイ往復がセットになった乗車券を購入する。
これが3,900円もするわけで…お札を出す手が震える。

バスとロープウェイを乗り継ぎ千畳敷へ着いたらすぐにアタック開始
まずは宝剣岳をすっ飛ばして、木曽駒ヶ岳頂上山荘のテント場へ向かい良い場所にテントを設営してお昼ご飯。

で、荷物をデポしてアタックザックに持ち替え、宝剣岳と木曽駒ヶ岳を登頂
先に宝剣岳を攻めたい人は宝剣山荘にザックをデポしているようだったが、我々はとにかくテント設営を最優先した結果のコース取りだ。

翌日は下山して千畳敷カールの遊歩道を散策し、ロープウェイが混雑する前に下界へ戻り、名物のソースカツ丼を堪能した。

てれってー
てれってー

トイレは千畳敷や各小屋にあるので、まったく心配いらない。コーヒーとか飲んじゃっても大丈夫!

ルート情報
行動時間 1日目:6時間40分、2日目:1時間50分
内、休憩 1日目はテント張ったりお昼食べたりで、休憩90分くらい
歩数 1日目:12,000歩、2日目:6,000歩
歩行距離 5.35km
トイレの有無 有(各小屋)
温泉の有無 菅の台バス停付近(早太郎温泉 こまくさの湯など)
体力度
難易度
また行きたい度

山行記録

前回、蝶ヶ岳​でテント泊デビューを果たしたMさん。
テント泊への情熱がとどまるところを知らない。

「次、どこ(のテント場)行く?」
「え、じゃぁ木曽駒ヶ岳行きたい!」
「おお~いいね!決定!」

もうね、いつもこんな感じですぐ決まるからすごく楽。

1日目(8月17日)

菅の台バスセンターの駐車場に8時頃到着したのだが、既に満車で。
もっと先の黒川平バス停前の駐車場へ。

黒川平バス停前の駐車場

こっちの駐車場の方が小さいけど、チケットも並ばずに購入できたしバス停に並んでいる人も20人いなかったと思う。
バスに乗るまで30分かからなかったかな。

しらび台で配布されるロープウェイの整理券

しらび台に到着し、バスを降りるとロープウェイの整理券を渡される。
どうやらこの番号順にロープウェイに案内されているようだ。

ロープウェイの案内板

このシステムのおかげで、長い間列に並ばなくて良いのでストレスがない。
我々は30分程でロープウェイに乗れた。

なんだかんだで千畳敷到着!(10:00)
まずは駒ヶ岳神社でご挨拶を。

千畳敷 駒ヶ岳神社

「さて行くか~!」

千畳敷カール内は明日帰りにゆっくり見るからずんずん進み、とりあえず乗越浄土を目指す。

千畳敷カール道標

「うわ~ガスってんね~」
「人多いね~蟻の行列みたい」

乗越浄土への登りは大行列

カールから乗越浄土までの登りはとにかく人が多くて大渋滞。
距離は短いけど、何気に急登なのでテント装備にはこたえる。

だいぶ登って来た

だいぶ登ってきた。
千畳敷駅が見える。

それにしてもガスってんなー。

千畳敷駅を見下ろす

乗越浄土。
登り切った~!

乗越浄土

宝剣山荘。
ここにザックをデポして宝剣岳へ登る人が多い。
我々はここは一旦スルーして、テント場で良い場所に設営することを最優先。

宝剣山荘

中岳を経て、駒ヶ岳頂上山荘到着!
早速受付で幕営手続きをする。

幕営料金は1,000円(一人)

駒ヶ岳頂上山荘

テント場は割と広く、約70張いけるようだ。
この時点ではまだテントはポツポツいる程度で、選び放題だ。

どこに張ろうかあちこち探し回り。
割と平で良い場所を見つけたので、早速テントを設営する。

そんなこんなしている間に、ガスが晴れてきた。

駒ヶ岳頂上山荘テント場

テント場から中岳を見上げる。

中岳

ここでお昼ご飯に。

昼はMさんが用意してくれたカレーメシ。
ジップロックに移し替えたカレーメシをスプーンで食べる。

Mさん「食いづれぇ!笑」

うん、私もちょっと思ってたけど言えなかった。
これは改善の必要ありだね。

とりあえず晴れてきたし、宝剣岳へ行こう!
ってことで、私のアタックザックに二人分の荷物を詰めてMさんが背負う。

レッツゴー!

木曽駒ヶ岳から宝剣岳へ

来るときは中岳山頂を経由したけど、身軽になったので岩場のトラバースルート行ってみよう!

中岳トラバースルート

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こっちは絶景が広がってた。

中岳トラバースルート

ひょ~!

中岳トラバースルート

高所恐怖症の人や岩場初心者の人には危険かもしれないけど、慣れてる人なら特に恐怖を感じる箇所はなかった。

「こっちのルート超楽しいじゃん!」
「すごいね~!」

中岳トラバースルート

宝剣岳がお出ましだ。

宝剣岳

ドキドキ。。。
よし登るぞ~!

宝剣岳取りつき

注意看板。

宝剣岳注意看板

ガシガシ登って。
あっという間に山頂直下のトラバース箇所に出た。
ここまでは正直ヨユーだ。

ここはちょっと集中して無言になる。

宝剣岳山頂直下のトラバース

宝剣岳山頂直下のトラバース

宝剣岳、無事登頂!
結局一度も鎖を触ることなく、ヨユーだった。
ボルダリングの成果だ。

ちょっと物足りないくらい。

山頂の一番高いとこはこの岩の上。

宝剣岳のてっぺん

このてっぺん、一人しか立てるスペースがない。
しかも足掛けが少ないので足の短い私は断念。
(Mさんは登ってた)

てっぺんで出会った人たちとしばらくお喋りとかして。
気持ち良い場所なので、もっといたかったけど下ることに。

クライムダウンの方が少し難しいけど、落ち着いて行けば問題ない。

宝剣岳クライムダウン

宝剣岳クライムダウン

まだ時間あるし、このまま木曽駒ヶ岳山頂にも行っちゃおうよ!

ってことで。
空身で身軽なんで。
木曽駒ヶ岳登頂!

木曽駒ヶ岳山頂

木曽駒ヶ岳神社奥社。

木曽駒ヶ岳神社奥社

ひとしきり遊び回ったんで、テント場に戻る。
私はぐーたら過ごし、Mさんは小一時間爆睡。

後から聞いたら、実はMさん頭痛があったみたいで薬飲んで寝てたんだとか。
楽に来れると言ってもここは2,900m超えの場所。
高山病の症状が出る人も結構いるらしい。

テント場

夕食は私の担当で。
メスティンで白米を炊き、生姜焼きとかぶのマリネ。

眠ってすっかり良くなったMさん、モリモリ飯を食う。

そうこうしているうちに日が暮れていく。
テント場のこの瞬間がたまらん。

木曽駒ヶ岳の日の入り

2日目(8月18日)

テント場の朝は自然と日の出前に目が覚める。
みんなご来光を拝みたくてザワザワ起き出すからだ。

つっても私はテント内でモゾモゾ眠気と戦っていた。
で、Mさんに「朝ですよー!」と起こされる。

外に出ると…!

テント場の夜明け

ご来光~!最高っ!最高っ!

すっかり目も覚めて。
昨日とは打って変わり快晴じゃないか!

朝ごはんを済ませ、大嫌いなテント撤収作業も済ませ。
ガスってくる前に下山だ。

はぁ~素晴らしい!超気持ちいい!

下山前にもう一度宝剣岳登りたいねと話していたんだが、宝剣岳は混雑で渋滞してたんで諦めた。

「また来よう!」
「次は極楽平から宝剣岳のルート行きたいね~」
「木曽駒最高!」

この日も千畳敷からわんさか人が登ってくる。
登り優先で道を譲りながらゆっくり下山。

途中、登ってくるご婦人から蒟蒻ゼリーもらったりして。

「テント泊だったんですか?」
「すごいですねー」

とか、すれ違いざまにたくさん声掛けてもらって。
好きだな~こういう山での知らない人との会話。

千畳敷カールの遊歩道を散策。
お花を愛でる。
半分以上花の名前わかんねぇケド。

これはクルマユリ?

これはチングルマ!(の終わったヤツ)

ふぉぉぉ!最高っ!素晴らしいっ!

「また来たいね!」
「毎週来たいくらい」
「や、でもそしてらロープウェイ代が大変だ…」(現実的)
「毎年来よう」

帰りたくねぇ~!
と嘆きながら、ロープウェイに乗って外界へ。

しらび台でバスを待ちながらソフトクリーム食べて。

帰りに名物らしいソースかつ丼をいただいた。

7年振りに行った木曽駒ヶ岳。
まさかこんなに山にハマるとは思っていなかった。

山はじめて、ガチでやるようになって、私もかなり強くなった。
もはや山やらない人生は考えられない。

山やってて良かったと、心から思うわ。
強くなった私!

今回使用したもの

カメラ

ザック

登山靴

テント

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しょうもないつぶやきが多め