2020年3月23日(日)、初心者向けながらまだ未経験の棒ノ折山(棒ノ嶺)に登ってのんびり山ごはんやってきた。
前日「明日暇?どっか行く?」から始まって急遽決まった山行である。
近場でコースタイム5時間程度の優しい山にしようっつーことで、奥多摩や秩父あたりに絞って相談したところ棒ノ折山に決定。
以前から興味はあったものの、いつでも行ける感があり後回しにしてきた山だ。
天気も良く、3月にしては暑いくらいの恵まれたお日柄で。
とても楽しく登山して山ご飯したのだが、そこから大事件(笑)が発生し1時間近くロスしたという忘れられない山行となったので紹介したい。
<今回のメンバー>
てれってー、Mさんの計2名。
棒ノ折山(棒ノ嶺)とは
棒ノ折山(棒ノ嶺)は、東京都西多摩郡奥多摩町と埼玉県飯能市との境にある標高969mの山である。
飯能駅から手軽にアクセスできるのも魅力だ。
登山口のすぐ近く「さわらびの湯バス停」がスタート地点となり、下山後はすぐ側のさわらびの湯で汗を流すことができる。
沢沿いを登って途中に滝があったり巨大なゴルジュ(V字型の岩壁に挟まれ狭まった谷・渓谷より更に狭く深い)を通過したり鎖場があったりと変化に富んだちょっと面白いコースで、関東で登山する人なら知らない人はいない程メジャーな山なのだ。
山頂は広く四阿があったりと、ゆっくり山ごはんもできる。
山の名前の由来については諸説あり何が有力なのかよくわからなかったので割愛するが、興味のある人は調べてみると面白いかもしれない。
初心者におすすめとはいえ、標高差は700m以上あり沢を渡る際は滑りやすい。
更にちょっとした鎖場もあったりするので、しっかりした登山装備と体力、多少の経験があった方が良い。
ルート概要・トイレ情報
棒ノ折山登山口からほど近い「さわらびの湯バス停」がスタート地点。
車の場合は、バス停裏にさわらびの湯駐車場があるので、登山者用である第三駐車場を利用するのが良い。
名栗湖の東側を沿って歩いて行き、白谷橋を渡るとそこが沢沿いコースの登山口となる。
沢沿いをガツガツ登り、稜線に出たら15分程で山頂だ。
山頂でゆっくり山ごはんを楽しんだら、滝ノ平尾根コースから下山。
コースタイムは休憩なしで4時間半程度。

トイレは「さわらびの湯バス停」すぐ裏のみ。必ず済ませてから行こう。
ルート情報 | |
行動時間 | 6時間10分 |
内、休憩 | 約1時間(+トラブルによるロスが40分) |
歩数 | 21,000歩くらい |
歩行距離 | 8.04km |
トイレの有無 | 有(「さわらびの湯バス停」裏のみ) |
温泉の有無 | 有(さわらびの湯) |
体力度 | |
難易度 | |
また行きたい度 |
埼玉県飯能市下名栗 日帰り天然温泉 さわらびの湯…
山行記録
前日「明日どっか山行く?」なんて言われたら行くに決まってる。(暇人)
奥多摩か秩父でサクッと登れるところで探し、棒ノ折山に決定。
「昼ごはんは任せて!」
つーことで。
前日よるに仕込みをしたのがこちら。
・キャベツと玉ねぎを切って詰める
・鶏もも肉(一口大)を、調味料で揉み込む
→味噌大2、みりん大2、醤油少1、砂糖少々、味の素少々、輪切り鷹の爪1本分
「さわらびの湯」の登山者用第三駐車場に到着。(7:40)
車、思ったより少ない。
トイレはここにしかないので寄って行く。
こちらがさわらびの湯バス停。
名栗湖に続く道路を進んで行く。
通行止めの案内がある。
広河原逆川線(全線)が当面の間通行止めということだ。
名栗湖。
風がないので山が湖面に反射して綺麗。
名栗湖沿いに歩いて行く。
朝からライダーさんがたくさん。
彩の国と書いてさいたまだそうだ…。
白谷橋を渡ったところが、沢沿いルートの登山口。
棒ノ折山登山口。(8:20)
登山届提出用ポストはここ。
アタック開始。
このコースは「関東ふれあいの道」に指定されている。
この辺は整備されていて歩きやすい。
鳥が鳴いて、沢の音や風の音がして気持ちいい。
案内標識はたくさん設置されているので迷いにくい。
少しずつ険しくなってくる。
沢に滝あり!
新型コロナなど他人事のように、登山者で賑わう。
名前は知らないけど可愛い植物。
ゴルジュ帯に入る。
この先は沢を渡ったりもするので滑りやすい。
私は滑って沢に足を突っ込んだ。(ゴア素材の登山靴で無事)
ゆっくり楽しみながら進む。
元の登山道が崩落していて迂回路を進む。
新芽。
ちょっと広いところに休憩所がある。(9:36)
休憩したら更に進む。
楽チンな道になると途端に早く歩き始める私。(登りが超苦手)
名栗湖が遠くに見える。
だいぶ歩いて来たなぁ。
岩茸石。
ここが3つのルートの分岐点になっている。
ピンク色に芽吹いた何か。
花が咲くのかな。
ゴンジリ峠。
山頂直下のめちゃしんどい階段を登りきったら山頂。(10:43)
お昼時で人がたくさん。
ここで山ごはんする。
作ってる様子はYoutubeで!
これはビールが飲みたくなるヤツ。
ご飯を食べ終え、コーヒーまで飲んじゃって小一時間まったり。
そろそろ下山しようかと片付け始めたとき…事件発生。
Mさん「スマホがねぇっ!!」
ザックの中身や周辺を探し回ってもない。
焦るMさん。
山頂直下の道で落としたかもしんねぇと、探しながら下山開始。
ない。
どこにもない。
Mさん、もう一度山頂に戻ってみると言って足の遅い私は探しながらゆっくり先に下ることに。
山頂でいろんな人に「スマホ見ませんでしたか?」と聞いて回ったらしいが見つからずトボトボ下って来たMさんと合流し、諦めて下山することに。
テンションガタ落ちのMさん。
「棒ノ折山、俺のスマホが眠る山…春夏秋冬…」と意味不明なことを言い始る。
そんな中、綺麗なヤマツツジ。
そしてさわらびの湯へ到着。
無事(?)下山。
新型コロナが怖いので、温泉は泣く泣く諦めた。
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当日夕方近くの駐在所からスマホの届け物があったと連絡がありました。
「スマホ見ませんでしたか?」と探し回る彼に親切に声を掛けてくださった方々、拾って届けてくださった方、本当にありがとうございました!
この場を借りてお礼申し上げます。
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今回使ったもの
PENTAX KP
てれってーの本気カメラ。
防塵防滴なので冬のアウトドアでも大丈夫!
ユニフレームの山フライパン
ユニフレーム(UNIFLAME) 山フライパン 17cm。
2~3人分の炒めものができる。
テフロン加工で焦げ付きもなく超使いやすいのでおすすめ。
プリムスの分離型ストーブ
稜線上など強風でも安定感抜群の、超軽量分離型ストーブ。
PRIMUS(プリムス) シングルバーナー ウルトラ・スパイダーストーブⅡ。
延長ゴトクを展開すると168mmにもなり大きい鍋も安定して調理できる。